配属希望の学部生へ

須賀研究室への配属を検討している電気電子工学科の皆さんへ、当研究室の教育方針、求める人物像、研究室生活、卒業後の強みについて解説します。

1. 基本ポリシー・教育理念

自主性と社会実装を目指す研究活動

当研究室では、単に教科書を学ぶだけでなく、自ら課題を発見し、実験・シミュレーションを通して解決策を模索する「自主的・主体的なアクティビティ」を重視しています。

企業との共同研究プロジェクトをベースにした実践的な研究テーマが多く、学術的な探求にとどまらず、将来社会で直接役に立つ生きた技術や経験を身につけることができます。

研究内容:安心・安全で高機能なワイヤレス社会を支える電波技術

5G/6G通信や自動運転、ワイヤレス給電などの普及により、私たちの身の回りには多様な電波が飛び交っています。 須賀研究室では、「新しい無線デバイスの開発」と、「電波を効率よく使い、不要なノイズから電波環境を保護する」という両面から、次世代のワイヤレス技術を研究しています。

主な3つの研究テーマ

1. マイクロ波・ミリ波デバイス & アンテナ技術

高周波帯(マイクロ波・ミリ波)で動作する小型・高性能なアンテナや回路デバイスを設計・開発します。電波を効率的に送受信し、低消費電力で高速な通信を実現するための要素技術を追求します。

2. 電波吸収体・シールド技術 & 測定技術

機器同士の電波干渉(EMC問題)を防ぐため、不要な電波を吸収・遮蔽する材料やシールド構造の開発・評価を行います。また、建材や複合材料などの複素比誘電率・透磁率を高精度に測定する技術も研究しています。

3. 電波応用技術 & 非接触センシング

電波の特性を活用し、対象物に触れずに状態や位置を計測・検知するセンシング技術や電波の応用システムに関する研究を行っています。

※ どのテーマもシミュレーション解析と実機での実験・測定の両方を行い、理論から実用化まで一貫して学べるのが特徴です。

💡 配属前に履修しておくと望ましい専門科目講義

配属後の研究(実験・解析・シミュレーション)をスムーズに進めるために、 履修をしておくのが望ましいです。配属に必須ではなく、もちろん配属後に勉強することもできます。

  • 電磁波・電波工学 I / II: アンテナの原理、高周波回路、電波伝搬やシールド技術の基盤となる理論を学びます。当研究室の研究テーマに直結する非常に重要な講義です。
  • 数値計算法: 電磁界シミュレータの動作原理や、実験データの解析・処理の理解に大いに役立ちます。

※ 配属時に完璧に理解していなくても、配属後の研修や先輩からのサポートで習得できますが、単位を取得しておくと研究の立ち上がりがスムーズになります。

2. 求める人物像と身につくスキル

こんな学生を歓迎します

  • マイクロ波、ミリ波、アンテナ、電波吸収体などの高周波技術・電磁波工学に興味がある人
  • 実験・モノづくりが好きで、最先端の測定装置や基板加工機に触れてみたい人
  • これまでに学んだ知識を基に、新しいことに挑戦したい人
  • 企業との共同研究や学会発表など、学外に向けたアウトプットに積極的に挑戦したい人
  • 自ら考えて行動し、積極的に指導教員や先輩に質問・議論できる人

研究活動を通じて身につく能力

  • 専門技術・解析力: マイクロ波回路、アンテナ、環境電磁工学に関する専門知識。また高周波計測器、シミュレータを用いた解析スキル
  • 問題解決・課題設定力: 実験結果と論理思考に基づき、予期せぬノイズや測定誤差の原因を探る力
  • プレゼンテーション・コミュニケーション力: 学会発表や企業との研究打ち合わせで培われる論理的説明力

3. 学部4年生の年間スケジュール・研究活動の流れ

4. 卒業生の進路・研究室の強み

  • 広い活動領域: 電気電子・通信系のみならず、自動車、インフラ、建築、化学など幅広い業種との産学連携実績があります。
  • 活発な学会発表: 毎年、多くの学部生や大学院生が国内外の学会へ参加し、自ら成果を発表しています。
  • 社会に直結する経験: 企業等の外部機関との共同研究プロジェクトをベースにしたテーマが多く、在学中から社会実装を目指して研究活動を推進しています。
  • 研究環境: 実験とシミュレーション環境を整備しており、主体性とアクティビティを活かせる研究環境です。

通信キャリア、電気メーカー、自動車、インフラ企業、IT、官公庁、または大学院課程への進学など、多方面で卒業生が活躍しています。研究活動を通じて培った「計測技術」「電磁気学の深い知識」「プレゼン能力」は、幅広いエンジニア領域で高く評価されています。

5. よくある質問 (FAQ)

コアタイム(拘束時間)はありますか?
輪講、中間発表会、卒論発表会は出席が必要ですが、その他は厳密なコアタイムで縛ることはしていません。各自が立てた目標や研究計画に沿って、主体的にスケジュールを調整して実験やシミュレーションを進めるスタイルをとっています。
電磁気学やプログラミングに自信がないのですが、大丈夫ですか?
問題ありません。配属後にシミュレータ・測定器のトレーニング期間を設けており、指導教員や大学院生が研究室で培ったノウハウを基に丁寧にサポートします。大切なのは「知りたい・やってみたい」という意欲です。
アルバイトとの両立はできますか?
可能です。ゼミや研究報告のスケジュールを守り、日々の研究計画を自分でしっかり管理できていれば、プライベートやサークル活動と両立させている学生が多数派です。 メリハリのある生活を送ってください。
大学院進学と学部卒業(就職)の割合はどれくらいですか?
年度によって異なりますが、7割程度の学生が大学院(博士前期課程)に進学しています。大学院へ進学する学生を歓迎しています。

研究室見学・質問を大歓迎しています!

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