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論文解説EXPLANATION ABOUT PAPER

Trifoliate Three-Phase Contactless Power Transformer in Case of Winding-Alignment

 本論文はIEEE Transactions on Industrial Electronicsに掲載されています。
  本論文では、本研究室が提案してきた三相-三相非接触給電システムを、今回、新たに作成したフェライトコアとリッツ線から成る円形状の構造を持つ非接触トランス(右図)を用いて実験で検証しています。これまでの三相トランスは直線状にコイルを配置していましたが、円形状の配置にすることで、3つのコイルに流れる電流のアンバランスの改善を図っています。"Trifoliate"は「三葉の」という意味で、その形状が三つ葉を広げている様に見えることに由来しています。さらに、これまでのPCBのトランスでは、数W程度の電力しか送電できなかったのに対し、今回は1kW以上の送電条件の下、送電特性の測定と検証を行っています。また、本論文では、2010年8月に電気学会論文誌Dに掲載された「相関相互インダクタンスを考慮した3相非接触給電システム」で提案した3相モデルについて、実験で整合性の確認を行いました。
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