LPDA型光電界センサの感度解析に関する検討

これまでにアンテナ素子以外を非金属で構成することで周囲電磁界への擾乱が少なく、 マイクロ波帯域において高感度かつ広帯域な特性を有するLPDA型光電界センサについて、 解析による評価・設計が可能であることを示したが、特に高周波側で実測値と解析値の差異が課題となった。 この差異の主な理由としては、従来の解析モデルではケース及び光導波路部を解析時間の短縮のために考慮せず、 解析を行ったことが考えられる。そこで本検討では、高周波側の実測値と解析値の差異を改善することを目的として、 センサ保護に用いるケースや光導波路部を考慮して周波数特性及び指向性の解析を行い、 実測値及び従来の解析値との比較を行った。