筐体内に配置された食品内部における吸収電力の短時間解析

マイクロ波による食品の低品質劣化加熱殺菌は,一般に金属製の筐体内において処理されている. これをFDTD法による吸収電力解析を用いて解析した場合,計算時間は電磁界の収束時間に大きく依存にする. したがって,大きな筐体寸法・低損失な食品という条件では,非常に長い解析時間が必要であることが予想される. そこで,筐体内に配置された食品内部における吸収電力の短時間解析手法の提案を行う.