電子レンジの電波漏洩に関する研究 (電子レンジドア全周構造の設計)

電子レンジのドア部におけるチョーク構造について設計を行う際には、ドア上部やコーナー部を含めた全周において総合的にシールド性能の評価を行う必要がある。 そこで、大規模な電磁界解析を実現可能とした並列計算機を使用し、量産型電子レンジに使用されるドアシールド全周構造のモデル化を並列FDTD法により行い、ドアの上下左右全体でのシールド性能に関する基礎検討を行った。 この結果、全体で実用上の基準を満たす30dB以上のシールド効果が得られることを定量的に確認した。