テラヘルツ波を用いた不純物検出法に関する基礎検討(その2)

近年、諸品保存として、プラスチック容器が一般的に使用されている。 その一方で、食品における不純物混入による衛生上の問題が発生している。 そこで本研究では、テラヘルツ波の透過性、水分、たんぱく質等に吸収、 非破壊などの特徴を用い、テラヘルツ波を用いた不純物検出法を検討している。 今回は、異物の中でも透過率に大きく影響する水分に着目し、 分解能を0.037THzから0.006THzに設定を変更し、 高分解能における僅かな水のリーク検出を行った。