当研究室で取り組んでいる、より詳細で具体的な個別研究テーマの解説です。
次世代の高速・大容量通信やワイヤレス電力伝送の発展を支える、超高周波帯での平面回路およびアンテナ回路の研究開発です。
直線偏波ホーンアンテナ用の分割型偏波変換器を提案しました。開口部とアレイ間の伝搬遅延で垂直・水平偏波間に必要な位相差を生み出します。主アンテナの利得や指向性への影響を抑え、低損失に偏波変換できます。
( IEICE Trans. Electron.)

60GHz帯近距離高速通信用にセラミック多層基板を用いた小型・低コストな表面実装型アンテナパッケージを提案しました。
基板側面に配置したスロット導波路により、グランド基板と平行なエンドファイア放射を実現しました。
単一パッケージ内に受信信号アンプを隣接配置しつつ、金属側壁を持つスラブ導波路の適用により、高いアイソレーションと6dBiの利得を同時に達成しました。
( IEEE Trans. MTT.,
IEEE Trans. MTT.)

当研究室で所有する電波暗室にて、アンテナの放射特性を測定します。

不要な電波による電子機器の誤動作(EMIノイズ問題)を防ぐ「遮蔽(シールド)」および「吸収」の技術ならびに、それらを支える精密な材料測定技術に関する研究です。
一層の電波吸収材料のみで特定の周波数の電波を効率よく吸収できるデバイスについて研究しています。 複素誘電率の異なる複数の誘電体層を重ね合わせることで、各層単体よりも広い周波数帯域の電波にも、透過してくる電波に対しても、高い吸収性能を得ることができます。 ( 信学論C 、 信学論B )


FR-4基板の裏面に金属接地導体板を、表面に金属薄膜を周期配置した超薄型(1/200波長)電波吸収体を提案しました。さらに本電波吸収体の反射係数は金属薄膜と接地導体板からの重ね合わせとモデル化できることを応用した設計手法を確立しました。 さらに本電波吸収体の反射係数の偏波(入射角)依存特性から、4つの入射角度におけるインピーダンスを推定する方法を提案しました。 ( IEICE Trans. Electron. , IEICE Trans. Electron. )


当研究室では、新素材や建材の高周波応答を決定づける複素比誘電率、および複素比透磁率について、空洞共振器法やフリースペース法を駆使し、広い周波数帯まで正確に評価する測定技術を確立しています。


医療・生体電磁気学(BioEM)へのアプローチや電波の特性を利用して人体や構造物の状態を傷つけずに検知する社会実装型の技術研究です。
スマートフォン等の通信デバイスが人体に与える影響(電磁波ばく露・局所SAR)を評価するために、人体の皮膚・筋肉・脂肪などの各組織の電気定数を広帯域にわたって正確に模擬・再現できる疑似人体組織(ファントム)の組成開発を行っています。 ( IEEE J. Electromag. RF Microw. Med. Biol. , IEEE Trans. Electromagn. Compat. )
壁を壊さずに内部の鉄筋のサビを検知する新しい腐食劣化検査技術を開発しました。マイクロ波センサーを用いることで壁表面の不要な反射を抑え、厚み50mmのモルタル壁の奥にある鉄筋のサビ検出ができます。 ( IEEE Trans. Radar Syst. )
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食品や建築材料、農業作物の品質管理には安全性や耐久性、品質向上の観点から水分管理が必要とされています。 24GHz帯FMCWレーダーを用いた水分含有量の検知可能性について研究しています。 ( Asia-Pacific Microwave Conf.)
電子レンジによる加熱ムラ抑制について、ターンテーブルや回転アンテナを使わない新しい方式を提案し、電磁界解析と実験の両面から研究しています。
( IEICE Trans. Electron. )
